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(休憩中や通勤の合間に読めます)
動物好きの元飼育員、ぬんピヨです!
世界では、思わず「それって本当に起きたの?」と驚くような動物の瞬間が、日常の中でポンッと飛び込んできますよね。
そんな時に「ニュースだと断片的で分かりにくい…」「専門知識をもつ誰かの説明があったら…」と感じたことはありませんか?
この記事を読むと——
こんな人におすすめ
- 「かわいい」だけじゃなく、動物の行動の意味も知りたい
- 短時間で要点を押さえて、家族や友人に“ちょっといい話”をシェアしたい
- 次に動物園へ行くときの注目ポイントを知っておきたい
ニュースやSNSで話題になった「ホッキョクグマ×スイカアイス」。
それでは、帯広で生まれた「夏の癒しニュース」を分かりやすく見ていきましょう。
帯広動物園で話題になった「スイカアイス」の贈り物

2025年8月、北海道・帯広市では連日猛暑が続きました。
そんな中、帯広動物園では ホッキョクグマに「スイカアイス」 をプレゼントする様子が公開されニュースやSNSで一気に拡散。
氷の中に丸ごとのスイカを閉じ込めた
「ホッキョクグマ特製スイカアイス」
ホッキョクグマが興味津々にかじったり、前足で触ったりする姿に多くの人が癒されました。
「大きなクマと夏らしいスイカ」というギャップが、視聴者の心をつかんだのです。
話題となった動画はこちら
実際のスイカアイスや食べている様子↓




ホッキョクグマの主食は肉や魚で、今回はおやつ的な位置づけでスイカアイスが与えられているよ!
なぜSNSでバズったのか?
SNSや現地の反応は…

氷をかじるガリガリという音が聞こえて美味しそうに見える!アイラもうれしそう!

アイラは、酷暑に負けず、連日スイカ氷を食べて元気にしています!
(補足:アイラはホッキョクグマの名前です)
と元気にスイカアイスを食べる姿に注目が集まりました!
こうした「清涼感 × 癒し × 意外性」の組み合わせが、SNSユーザーの心を一気につかみ瞬く間に拡散されたのです。
元飼育員の視点:工夫が生んだ「動物の笑顔」

今回、私が素晴らしいと感じたポイントは「特に暑い今年の夏、少しでもいいから快適に過ごしてほしい!」という気持ちが伝わる様子だったことです。
動物園の猛暑対策では、氷や水浴びがよく使われます。
ですが今回のようにスイカという食材を使うと、ただの冷却だけでなく「味覚」「嗅覚」「行動欲求」を一度に満たすことができるのです。
そして、この氷とスイカの両方を掛け合わせて
「涼しさ+遊び+栄養」
の3つを兼ね備えた、とても良い取り組みだと感じました。
工夫が生んだ効果は?「涼のエンリッチメント」
- 体感温度を下げる工夫
氷をかじることで体の熱を逃がす効果があり、暑さ対策になります。 - 嗅覚や好奇心を刺激
スイカの甘い香りや冷たさが、単なるエサ以上に“遊び”の役割も果たします。 - 自然な行動を引き出す
前足で押したり、水に落として観察したりするのは、本来の探索行動に近い動き。
動物園が行うこうした取り組みは「環境エンリッチメント」と呼ばれ、動物が毎日を楽しく健康に過ごすための工夫のひとつです。
環境エンリッチメント…動物がただごはんを食べて眠るだけではなく、毎日を楽しく健康に過ごせるようにするための遊びや仕掛けのこと
ホッキョクグマの「楽しい空間だ!」という気持ちが表情や仕草に現れていて、まさに動物園ならではの「夏への取り組み」だったと思います。
まとめ:動物園から「涼しいニュース」

まとめです。
今回のニュースは
「ホッキョクグマ」 × 「スイカアイス」
というユニークな工夫 と
「猛暑になっているこの夏、動物に少しでも過ごしやすい環境でいてほしい!」
という飼育員の想いが重なって、多くの人の心に届いた出来事でした。
動物園のエンリッチメントは「動物を楽しませる工夫」であると同時に、見る人にも 季節を感じる感動や学び を与えてくれます。
夏の暑さで疲れた時、この映像を思い出せば少し涼しい気持ちになれるかもしれませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!